二宮の課題


共育のまちづくりを実現していくには、二宮町の課題を把握することも大切です。

二宮町内を取材や地域探検した中での問題点、そして議会傍聴、さらに予算書や決算書などを分析する財政研究を通して、見えてきた課題を伝え、議論を深めたいと思います。

こうしたことで住民相互が共に育ち、町も育ち、地域が創生するのではないでしょうか。

一緒に課題を明確にし、検討しましょう。

 


議会ウォッチング

二宮町町議会定例会を傍聴した総体的な感想、総括質疑、一般質問を傍聴した感想を個別議員ごとに紹介しています。
(地域コミュニケーション紙「しお風」の4、5ページに連載している「やじうま議会ウォッチング」を転載しています。)
みなさんも議員の職責、議会のあり方などを一緒に考えましょう。

《令和6年度》

令和6年3月議会

「議員は全体の奉仕者!住民の代表ということを忘れずに。」

《令和5年度》

  令和5年12月議会

 「議会の使命とは何かを考えた議員活動を。

令和5年9月議会

 厳しい追及で疑義を正す質問を」

令和5年6月議会

 疑義を正す質問ができない議員は不必要。」

 

《令和4年度》

令和5年3月議会

議会の使命、民主的な議会運営を忘れずに。」

 令和4年12月議会

「町政の先行き不安なまま」

令和4年 全般コメント

「議会の使命と議員の職責を肝に銘じて議会運営を。」

令和4年6月議会

 

 《令和3年度》

令和4年3月議会

「一般会計当初予算案に懐疑的で紛糾」

令和3年12月議会

「地方自治の確立意識があるのか?」

令和3年9月議会

「町民のための議論を深める議会に」

令和3年6月議会

「熟慮不足の議会運営の改革を」

 

《令和 2年度》

令和3年3月議会

「当初予算可決に責任を!」

令和 2年12月議会

「説明責任を行政に負わせる追及を」

令和 2年 9月議会

「凛とした質問で争点を明確に」

令和 2年 6月議会

「審議より心に残る住民不在の不協和音」

 

《令和元年度》

令和 2年 3月議会

危機管理意識の低さ感じる審議

令和元年12月議会

存在感アップ!追認機関返上⁈

令和元年9月議会

「問われる町の将来像町政姿勢。」

令和元年6月議会

「議会存在感発揮!補正予算否決。」

 

《平成30年度》

平成31年3月議会

 「前代未聞!急遽予算修正可決。」

平成30年12月議会

  「議会の使命を肝に銘じて!」

平成30年9月議会

 「露呈!二宮町政の志の無さ」

平成30年6月議会

「いつまでも緊張感のない議会」

平成30年3月議会

「議員の任務、定数の適正は?」

 

《平成29年度》

平成29年3月議会

「議会改革の遂行を!」

平成29年6月議会

「議会の重み、責任ある議員活動を」

平成29年9月議会

「議会、議員の責任は?」

平成29年12月議会

「議会の使命、議員14名は?」

 

《平成28年度》

平成28年3月議会
「なあなあ議会?!審議を深め、決定に責任を!」
平成28年6月議会

 「行政と議会の無責任さが明るみに!」
平成28年9月議会

「町長身振り手振りで力説するも町の展望は不明」

 平成28年12月議会

「責任は?危機感ない組織風土」



町会議員に議会活動についての公開質問状2022.12実施

こちらをご覧ください


町民の立場に立った議会運営を求める要望書の内容

こちらからご覧ください。


町長、町会議員のみなさまへの民主主義、人権等の意識調査結果2022.8実施

意識調査の設問内容

1 民主主義と言うと最初に思い浮かべる言葉を10字以内でお答えください。

                              

2 民主主義における多数決についてのご意見を次の項目から一つお選びください。

多数決で決まったことには、たとえ意見が違っても従うべきです。   多数決で決まったことには、従いますが、反対意見であれば、その理由と意見は表明していきます。  ③ 討議を十分尽くさずに多数決で決まったことには、賛成できません。   ④  その他(50字以内でお願いいたします。) 

 

3 議会内で人権意識の低い言動を感じたことはありますか?    まったくない。    ② ある。具体例

                                                    

4 議会審議の賛否を決めるうえで一番重要視していることは何ですか?次の項目から一つお選びください。

法令や条例の根拠    ② 住民の意見   ③ 慣例や社会通念  ④ その他 

                                                  

5 アンケート項目に性別の欄があることについて、どう思いますか?次の項目から一つお選びください。

    男性と女性の意識の違いを知るうえで必要です。  ② 質問内容によって、必然性があること以外は無くすべきです。 ③ 必要ないと思います。  

④ その他                                                   

 

6 町民があなたに対して「先生」と呼んだ時の対応について、次の項目から一つお選びください

町民の発言を尊重して、そのままにして流します。  ② 自分に対して「先生」と呼ばないでほしいと告げます。

住民が主権者であることから、議員を「先生」と呼ぶことを否定します。  ④ その他

 

7 ハラスメントの再発防止として最も取り組みたいと考えることをご記入ください。 

                                              

8 議会内での発言で町内の特定の団体名を挙げることについて、どう考えられますか。次の項目から一つお選びください。

批判や批評であれば、控えるべきです。  ② 良い事であれば問題ないと考えます。

公職者は全体の奉仕者であることを考えると控えるべきだと思います。  ④ その他

                                                        

9 町民の利害が対立している場合の対処について、どう考えられますか。次の項目から一つお選びください。

多数意見を尊重し、少数意見の方々に説明し、説得します。 ② 少数意見にも耳を傾け、納得した場合は少数意見を援護します。

議論し合う場面を設定し、当事者に調整していただきます。   ④その他 

 

10 平成266月議会の会議録の町長発言の中で「『しお風』もそうですけれども、内容がでたらめです。」と掲載され、9月議会にも「しお風」が名指しされています。このことについてどう考えられますか。次の項目から一つお選びください。

    会議録は裁判でしか修正できないので、このままで仕方がありません。  ➁ 会議録のトップページに「特定の団体名が記載され、不適切な表現がさ

れているところがありますが、発言をそのまま掲載したので、ご容赦ください。」というような趣旨を記載するようにします

 

③ 人権尊重の観点から情報公開時に個人名や特定団体名を黒塗りにするのと同様に黒塗りにすべきです。  ④  その他

 

2多数決

3人権意識
低い言動

4一番重視していること

5性別の欄

6「先生」対応

8特定団体名発言

9利害対立の対処

10会議録の対応

前田議員

➁多数決従う
反対意見表明

➁ある

➁住民の意見

➁必然以外無くす

③否定

③控えるべき

➁納得すれば、

少数意見援護

③黒塗りにすべき

根岸議員

➁多数決従う
反対意見表明

➁ある

④その他

④その他

➁呼ばないで

④その他

④その他

④その他

羽根議員

➁多数決従う
反対意見表明

➁ある

①法令や条例の根拠

➁必然以外無くす

➁呼ばないで

③控えるべき

④その他

④その他

渡辺議員

④その他

➁ある

④その他

➁必然以外無くす

➁呼ばないで

③控えるべき

④その他

④その他

野地議員

➁多数決従う
反対意見表明

➁ある

④その他

④その他

①そのまま流す

➁良い事であれば問題ない

➁納得すれば、

少数意見援護

④その他

松﨑議員

④その他

➁ある

➁住民の意見

①必要

➁呼ばないで

④その他

➁納得すれば、

少数意見援護

④その他

大沼議員

➁多数決従う
反対意見表明

議会時にはまったくない

④その他

③必要ない

➁呼ばないで

③控えるべき

④その他

④その他

村田町長

④その他

➁ある

④その他

➁必然以外無くす

③否定

③控えるべき

④その他

④その他

一石議員

④その他

➁ある

④その他

④その他

④その他

④その他

④その他

④その他

坂本議員

③討議を尽くさず、賛成不可

➁ある

➁住民の意見

③必要ない

③否定

④その他

➁納得すれば、

少数意見援護

④その他

 

各設問への詳細回答はこちらをご覧ください。


二宮町役場新庁舎建設問題

新庁舎建設問題のあらまし

平成29年12月に作成された「二宮町役場庁舎整備手法調査報告書」の中でラディアン周辺に新庁舎建設する概算費は15億600万円と記載されていましたが、平成30年11月22日、町長選挙直後に新庁舎建設費が11億円近く加算され26億4,700万円。建設場所は、町営第一駐車場と公表されました。

 

あまりの建設費概算の多さやさらに建設費が増額されるのではと財政上の不安、建設予定場所が洪水浸水想定区域や急傾斜土砂災害警戒区域による安全性の危惧、検討の唐突さなどに反対の声が高まり、当初予算の議会審議では基本設計委託料を除いた修正動議がなされました。

 

3か月後に3か月後の令和元年6月に町は新庁舎建設概算経費を約26億4千万円から20億円に減少させた再案を作成し、6月議会に基本設計委託料の補正予算が否決されました。

新しい計画では20億円に減少しているのに、一般財源からの充当額は1,295万円、基金は5,680万円、合計自主財源から6,975万円も増額しています。このことから、やはり最初の計画案の町債額が多額で、今回は72.3%から60%に抑えたのではないでしょうか。場当たり的と言わざるえません。 

 

補正予算が否決されても一時休止で、町は新庁舎建設を白紙に戻したわけではなく、建設計画の再案は依然そのままです。町は9月補正予算案に事業費の計上をしていませんが、計画断念したわけではなく、村田町長は必ず実施する意欲満々のようです。(2019年8月31日神奈川新聞記事掲載)

どういうことになるのか不明のままです。

2019年12月25日(水)の13半から開催した二宮町議会の全員協議会の中で村田町長から「二宮町役場新庁舎建設は基本構想のラディアン周辺は認めてもらい、町営第一駐車場に建設する基本計画案いったん白紙に戻すとの発表がありました。

県の洪水浸水想定区域の指定でもあり、現計画案をもって基本設計に行くのは難しい。旧ホテル跡地も含めて有効活用し、ラディアンも最大限利用し、事業費もきちんと積算し、葛川の抜本的な整備も県に要望していく」と発言しました。

 

2020年12月6日(日)新庁舎建設町民ワークショップ(9~11月4回実施)で検討された様々な意見やアイデアなどの発表と総括の場として「新庁舎に関するシンポジウム」が、開催されましたが、新庁舎建設基本計画素案がまとまったわけでも具体的な方向が発表されたわけでもありません。

 

12月議会でも4名の議員が一般質問しましたが、先行きは不明でした。

しかし、1月25日の議会全員協議会に町が「新庁舎建設基本計画策定は取止め、町民と共に『駅周辺のまちづくり計画』を策定する」という大きな変更を報告しました。

 

《新庁舎に関する大幅に変更した町の見解のあらまし》

◇庁舎建設基本計画は策定せずに新たな町民ワークショップで1年間位かけて「駅周辺のまちづくり計画」を策定。

 

◇庁舎建設をラディアン周辺に限定せず駅周辺と広げてその中の公共施設を一体的に検討。

 

◇国の保全事業は終了し使用できないので、財源は再検討す

る必要がある。

 

◇施設再編専門担当の部署を新設する。

 

◇公共施設再配置・有効活用実施計画の全てではなく、部分的な施設を見直す。

 

◇現庁舎使用中の危機管理は業務継続計画を見直すしか手立てはない。

 

これからが、二宮の町、議員、住民の真価が問われます。

 

「しお風」の夢「住民が主役の共育のまちづくり」つまり住民自治の具現化への道へと導けるように頑張りたいと思います。2月10日発行「しお風」に代替案の一例を概念図で再提案して掲載します。


詳細説明

平成29年12月に作成された「二宮町役場庁舎整備手法調査報告書」の中でラディアン周辺に新庁舎建設する概算費は15億600万円と記載されていたのに、平成30年11月22日、町長選挙直後に新庁舎建設概算費が11億円近く加算され26億4,700万円。建設場所は、町営第一駐車場と公表されました。

二宮町役場新庁舎建設基本構想・基本計画(案)は、こちらです。

 

平成31年度当初予算の一般会計で平成31年度末に76億円以上ある二宮町の借金。自主財源は約42億円(総収入でも約83億円)にも満たない収入でさらに20億円近くも起債し、基金や一般財源から7億円以上充当する計画案です。

 

二宮町の財政推移はこちらをご覧ください。

 

二宮町は市町村役場機能緊急保全事業を活用するので、起債を75%し、そのうちの30%が交付税措置される予定なので、財政的に問題ないとしていますが、本当に大丈夫なのでしょうか?

 

ちなみに、町民一人当たりの借金は、平成31年度末に一般会計で27万円以上、特別会計も含めると47万円以上になります。

市町村役場機能緊急保全事業に申請する要件は「公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づく事業であって、建替え後の庁舎を業務継続計画に位置づけるもの」となっています。

 

しかし、二宮町では平成29年3月に地震編が策定され、庁舎建物について新耐震基準で建築されていない庁舎は一部損壊する恐れがあるが、事前の耐震診断では、倒壊するまでには至らないと想定。庁舎建物の使用ができない場合、代替庁舎として耐震補強がされている消防庁舎に災害対策本部を設置とも記載されています。

 

二宮町業務継続計画(地震編)は、こちらをご覧ください。

  

また、庁内の税務、保健・福祉など住民情報システムのサーバーは耐震化されたデータセンターに設置、さらにデータは遠隔地にもバックアップされているので被害は発生しない想定です。

にもかかわらず、新庁舎建設を急速に進めようとしているのか。庁舎の防災拠点化とは何か、具体的な説明せずに現庁舎の危険性を煽る言動をするのか。町の考えに整合性がありません。

 

莫大な投資で新庁舎建設をしても学校や地域集会施設などの公共施設の再配置やまちづくりビジョンがなければ先行投資効果は見込めません。

  

 災害時に避難する学校も未修繕のまま、学校自体の統廃合も未決定のまま。救援活動拠点となる集会施設は防災コミュニティセンター以外地域に移譲予定で未改修のまま。庁舎移転後の将来計画は未検討のまま、財政計画も無いまま、急速な人口減が進む将来の庁舎の在り方も未検討のまま。こんな多くの棚上げ状態で莫大な投資に踏み込むのは、無謀としか言えません。

 

二宮町が二宮町役場新庁舎建設町民検討会に提出した財政見通しは、こちらをご覧ください。

しかし、これは歳出に対する財源不足については、繰入金及び臨時財政対策債により任意に調整した歳入で、歳出の扶助費及び繰出金は、人口の推移に比例するものとして計算し、普通建設事業は、比較的大型で現時点で想定される事業に限定して表示しています。

 

財源不足を町の都合の良いように任意に調整し、扶助費及び繰出金は、人口の推移に比例して決して少なくはなりませんし、今後公共施設の再配置を進めなくてはいけないのに、学校の統廃合、廃止公共施設の解体費用は見込まれていません。

 

この財政見通しは、「現行の税財政制度に基づき、一定の条件のもと、シミュレーションを行い、今後の方向性を見通すものとして作成したもので、突発的に予算措置が必要となる事業など、将来の財政需用を長期にわたり見通すことは困難であることから、あくまで概要であり将来にわたる町の方針ではありません」としています。

 

計画通りになるわけではありませんが、経済成長がありえない社会の中でこんな莫大な投資をするのですから、町は財政計画を作成し、その財政の健全性、効果を具体的に町民が納得いく説明をすべきです。

 

また、町民や議員の方々が提案した代替案との積算した比較検討をすべきです。

 

〈二宮町役場新庁舎建設の基本構想・基本計画(案)の見直し〉 

3か月後の令和元年6月に町は新庁舎建設概算経費を約26億4千万円から20億円に減少させた再案を作成しました。再案はこちらです。概要は下記のとおりです。

 

その基本設計委託料を含んだ補正予算を6月議会に提出しました。約6億4千万円の減額は免震から耐震構造に、集約から一部部署除外で総面積を減じたからです。 

 

見直し後の計画案(概要)二宮町のホームページから転載

再案に対し再検討を求める2件の陳情が6月議会で採択〉

「しお風」の「将来を見通した町の持続可能な未来像と財政計画に裏打ちされた庁舎整備を求める陳情」は7対6。「大切な暮らしのために町を考える会」の「役場庁舎建設の陳情」は9対4で採択。

そして、新庁舎建設の基本設計委託料を含む補正予算は6対7で否決されました。

〈反対〉羽根、松﨑、坂本、露木、大沼、前田、一石 議席番号順、敬称省略

 

〈「しお風」の再陳情理由〉

高齢化、劇的な人口減少が起こる将来を見通した町の持続可能な未来像が見えません。庁舎整備は町の持続可能な未来像があってこそ、どこにどのような機能を持った施設にするか決めることで、最大の効果を発揮できると思い、再度「しお風」は陳情しました。陳情参考資料はこちらです。

 

地方自治法第2条第14項には「地方公共団体は、その事務を処理するに当っては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」と規定されています。現状の町の説明では役場新庁舎建設が住民の福祉増進とは言えず、建設費用が26億5千万円から20億円に減少したとはいえ、最小の経費とは言えない金額ですし、その効果も最大とは言えません。

 

新しい計画では20億円に減少しているのに、一般財源からの充当額は1,295万円、基金は5,680万円、合計自主財源から6,975万円も増額しています。このことから、やはり最初の計画案の町債額が多額で、今回は72.3%から60%に抑えたのではないでしょうか。場当たり的と言わざるえない行政体質に信頼ができません。 

 

自治法条項に反する二宮町の将来見通しの甘さ、場当たり的と言わざる得ないことは、様々な事例から見受けられます。①学校給食センターは、平成22年7月に新設し、9年も経過しないうちに委託化。②平成23年に東大跡地購入時財源として売却する予定の一色小学校が8年後には変更説明もなく存続、小中一貫校となる計画説明、東大跡地の将来計画は不明なまま住民による管理運営開始、学校設置はなし。③2018年3月に策定された業務継続計画では現庁舎の倒壊、新庁舎建設の記載はなく、現行もこのままです。

 

〈現状〉

補正予算が否決されても一時休止で、町は新庁舎建設を白紙に戻したわけではありません。

 

2つの陳情は、防災上庁舎整備は緊急であると考えつつも、他方で町全体の将来像、きちんとした財政計画に基づく信頼できる庁舎整備も求めています。

 

町は9月補正予算案に事業費の計上をしていませんが、計画断念したわけではなく、村田町長は必ず実施する意欲満々のようです。(2019年8月31日神奈川新聞記事掲載)

どういうことになるのか不明のままです。

 

二宮町役場新庁舎建設の再検討を求める陳情は 2 団体からそれぞれ 2度提出され、採択されていますが、地区との意見交換会を経た現在も住民が求める町の将来ビジョン、財政計画は公表されず、現案の再検討もなされていません。

 

「しお風」は新庁舎建設の反対・賛成の対立が悪いことではなく、議論を深め、多角的な視点から実施策を精査し、実効性を高める端緒と考えています。

町の未来像、庁舎の在り方、財政計画、庁舎整備の目的、手法などの議論を深め、住民主体のまちづくりを進めてほしいと思います。

このようなことから、町の持続可能な未来像と財政運営の観点から原案とそれ以外の新庁舎整備についての意見検証を求め3回目の陳情を12月議会に諮り、全会一致で採択されました。

 

陳情内容説明はこちら


「しお風」が考える代替案(2019年11月10日発行「しお風」で提案)

詳細内容はこちらをご覧ください。

新庁舎整備の前提条件

1 住民福祉の増進を図る。

2 まちづくりを総合的に実施する。

3 住民等が利用しやすい。

4 極力町の財政に負担をかけない。

5 防災・まちづくり拠点として機能させる。

6 未来型オフィスを視野に入れる。

 

「しお風」の考える代替案例の説明

吾妻山をシンボルとする町の顔と防災・コミュニティづくりとなる庁舎整備

①吾妻山をシンボルとする町の顔づくり

◆吾妻山のふもとにある現庁舎を移転後の跡地、町民センター、教育委員会施設、武道館、正泉寺跡地、二宮小学校を町の顔エリアとする街づくりの実施

◆吾妻山をシンボルとする二宮らしさをアピールする町の顔となる空間演出

◆駅前町民会館跡地に庁舎の総合窓口・相談窓口・町案内センターの設置

◆現庁舎跡地、町民センター、武道館、正泉寺跡地などは、民間活力で吾妻山のふもとを売りにした商業・住居施設等の整備、そこに集会場や町民活動センターを設置し相乗効果を発揮

◆二宮小学校はあえて二宮駅前に残すことで教育・愛を重視する町であるイメージづくり

◆吾妻山と庁舎や町民活動センターを活用した体験で愛・五感を育む特色ある教育を実施する小・中一貫校の整備

 

②サ-ビス・相談機能を強化する横断的な行政経営を行う庁舎整備

◆駅前町民会館跡地に総合窓口・相談窓口・町案内センター、町長室、議会、防災本部などを設置し、横断的な行政サービスを実施する行政の核づくり

◆総合窓口・相談窓口・町案内センター、防災本部が機能する横断的な行政経営人材の育成

◆既存公共施設、空き店舗、空き家、ITを活用し各部署・公共機能分化、外に飛び出し、住民や行政ニーズに迅速に対応

◆公文書、帳票、備品管理を徹底し、不要な文書、資料、備品の整理、キャビネットの固定など日頃からの防災対策の強化

◆議会は議場を廃止し、会議室で審議し、審議資料の閲覧や駅前、小・中一貫校の隣という利点を活かした住民参加がしやすい開かれた議会の実施

 

③地域防災・コミュニティづくり

◆現20地区制を見直し、人員、地域集会施設の適正化

◆二宮の特性=災害の特性に配慮した地域集会施設、災害時地区本部、避難所の再配置

◆学校統廃合による防災、福祉、コミュニティの計画エリア見直し

◆災害時町民ボランティア体制、受援体制の整備

◆地区防災組織と防災本部の指揮協力体制の整備


新庁舎整備・駅周辺公共施設再編計画案

計画案の概要はこちらをご覧ください。

【概要】

★新庁舎の建設

果樹公園内の北側に新庁舎を建設。駐車場は第1駐車場と新庁舎南側に整備。新庁舎北側に広場とカフェを整備。

★ラディアン改修

図書館に保健センターの移転、子育て支援機能と合わせた図書館機能の再編、生涯学習課の図書館内再配置

★多目的施設の建設

短期的には社会福祉協議会、元町南地区の通いの場、将来的にラディアン大規模改修時の仮事務所や集会機能として活用

★駅前複合施設の建設

二宮小学校体育館と駅北口駐車場用地に1階に町民センター、多目的体育施設、観光協会、学習室、休憩コナー、2階に二宮小学校体育館

 

 

「しお風」の意見はこちらをご覧ください。

※参考 地域コミュニケーション紙「しお風」での掲載

2018年  8月10日発行90便 町を救うのは住民!未来につなぐ町財政の健全化を

2018年11月10日発行92便 町長選出馬者がまちづくりを語る!

2019年  2月10日発行93便 新庁舎建設で破綻まっしぐら!住民の幸せな未来へ軌道修正を。

2019年  3月 8日発行94便 今こそ町長、議会の真価が問われる時!二宮町新庁舎整備に住民の声・知恵を活かす町政を。

2019年 5月10日発行95便 莫大な投資の新庁舎建設より防災・コミュニティづくりを。

2019年 8月10日発行96便 防災・コミュニティづくりとなる庁舎整備へ行動を。

2019年11月10日発行97便 未来に防災・コミュニティづくりとなる庁舎整備代替案。


平成30年3月議会関連「二宮町子どもも大人も輝く心身きらり健康づくり条例」について

2018年5月10日発行地域コミュニケーション紙の「やじうま議会ウオッチング」に掲載した問題点

①行政目線!住民に努力規定

 住民に意見募集した条例案には、「町民の責務」「地域活動団体の責務」など住民を縛る規定が盛り込まれていました。

 これに反対する住民意見もあり、「責務」という言葉を「取組」に修正しました。しかし、町民や地域団体に「努力規定」を課し、その本質は行政目線であることに変わりはありません。

 住民目線であれば、町民、地域団体の取組の条文には、健康増進活動をする人や団体が動きやすくするために、行政や社会に対しての「できる規定」や支援策を設ける必要がありました。

 また、条例案に規定されていた「町の責務」は、「まちの取組」に修正されています。

 

②曖昧な規定で行政の裁量権拡大

 条文が曖昧で何を政策として盛り込んでいるのかわからず、行政裁量で住民の個人的生活に踏み込む危険性さえも生じます。

 この条例案の検討中に旧優生保護法の下での強制不妊手術への提訴が報道されました。この条例が曲解され、不健康者への差別を生じさせない保証はありません。

 

③必然性のない理念条例

 理念条例を何故わざわざ議会委員会提案で制定するのか、必然性はありません。また、理念条例に財政措置規定を盛り込む矛盾もあります。

 

 二宮町の現状からすれば、抜本的な経費削減策、町民に負担を課さない財政増収策を真剣に検討することこそが必要なはずです。

 

◇「しお風」のつぶやき

上記の3つの問題点に記載したように行政目線なのは、議事録や経過報告書をご覧いただくとわかるように、行政職員がたたき台を作成したようなので、仕方がないなのかもしれません。

 

しかし、「議員必携」に記載されているように、議員は住民全体の代表者として議会を構成し、議会活動を通じて住民の個別意思を形成する任務があり、議員の職責は「具体的な政策の最終決定」と「行財政運営の批判と監視」を、完全に達成できるよう議会の一員として懸命に努力することです。

なぜ、パブリックコメントに4名から人権の視点から反対意見が表明されたのに、再考する審議がなかったのか疑問です。少人数だから無視されたのでしょうか。

 

また、条例づくりは条項をつくるだけのことではありません。法の在り方や様々な事例を想定した研究、実態調査、関係者の調整をしたうえで、政策化し、その仕組み、仕掛けをつくるために条例があるのではないでしょうか。

理念条例を何故わざわざ議会委員会提案で制定するのか、必然性がわかりません。理念条例に財政措置規定を盛り込む矛盾もあります。

 

二宮町の現状からすれば、議会で時間・労力をかけてすることは、抜本的な経費削減策、町民に負担を課さない財政増収策を真剣に検討することこそが必要なはずです。


前町長の議会暴言に住民らが起こした民事訴訟

訴訟概要

「こりゃひどい!坂本町政」と「背任か!坂本町政」というちらしで二宮町のおかしな土地取引について問題提起したことに坂本町長が平成26年の6月、9月の議会本会議上で、名指しで「でたらめ」、「怪文書」、「柴崎は雇われている」、「神保敏男が首謀者」などの発言を行い、ケーブルテレビ放映、会議録公開し、耐え難い程の屈辱感や精神的苦痛を与えられたとし、二宮町に対して住民の神保敏男と柴崎茂が損害賠償を請求しました。

問題提起したちらしで取り上げた事例と問題点

「こりゃひどい!坂本町政」はこちら

「背任か!坂本町政」はこちら

前町長の驚愕の証言はこちら

判決要約

◇原告両名にそれぞれ66万円と平成26年9月16日から支払い済みまで年5分の割合の賠償金を被告の二宮町が支払え。

◇訴訟費用の2割は被告の二宮町が支払え。

判決理由ダイジェスト

◇前町長の発言が真実だとする被告二宮町の抗弁には理由がない。

「でたらめ」について

原告柴崎が被告二宮町の情報公開制度を利用して公開された文書に掲載された事実を記載したものであること、これをもとに百合が丘プール跡地を巡る被告二宮町の一連の行為における疑問点や問題と考えられる点を指摘したものであることからすれば、「でたらめ」すなわち、いいかげんで筋の通らないことやでまかせであるとは認められない。坂本前町長が間違っているとする根拠は二宮町職員が間違えたことをするはずがないということにあり、改めて調査したこともない旨を証言していることに照らすと、でたらめであると信じたことにつき相当な理由があるともいえない。

「怪文書」について

本件4件の土地取引事例について批判的な内容であることは否定できないが、情報公開制度を使って調べた事実を踏まえて、町政に対して問題提起を行っているものであり、これらの問題提起に沿う証拠が本件訴訟で提出されている。根拠に基づいた問題提起を行っている文書であるから、「怪文書」すなわち無責任で中傷的な文書であると認めることは困難である。

「首謀者」等について

原告神保が中心的に計画した「首謀者」であり、原告柴崎を雇っていたかという点について、坂本前町長は原告らが発言していた旨の陳述ないし証言をするが、直接発言を聞いたものではないうえ、誰から聞いたか覚えていない、または名前は言うことはできない等と曖昧な証言をしており、その信用性に疑問があること、他に的確な証拠はないことからすれば、真実であるとは認めるに足りない。そして、本件4件の土地取引事例について自ら調査をしたわけではないが、職員がやっていることだから正しいとしていることをふまえると怪文書と信じた相当な理由も証拠もない。

 

◇前町長の発言が町民からの信頼を回復するための正当防衛とする被告二宮町の抗弁は採用できない。

情報公開制度によって知り得た事実関係をふまえて町政に対する問題提起をしていることから不法行為が成立しているとはいえない。また町民からの信頼を回復するためには、問題点及び批判点について具体的な根拠を示して反論すべきと考えられるにもかかわらず、坂本前町長の発言は「でたらめ」といった抽象的な反論にとどまっており、必要かつ相当な説明ではないことは明らかである。

 

◇前町長の発言が原告への名誉棄損として違法行為を構成し、二宮町は賠償の責任を負うというべきである。


◇前町長の発言は名誉棄損の程度が軽いとはいえない。

本件各発言がいずれも二宮町議会においてなされたものであり、地元のケーブルテレビ局で放映され、会議録として公開されていること、また本件各発言において原告らの氏名が明示されていることからすると名誉棄損の程度が軽いとはいえない。しかし、各発言は抽象的な態様での事実にとどまっていること、また現実的な不利益を被ったかについてあきらかではないことを考慮すると、原告らの慰謝料額を各60万円とするのが相当である。また、名誉棄損と相当因果関係のある弁護士費用を各6万円とするのが相当である。

判決からわかる前町長、行政、議会の問題点

問題点1

事実を記載した問題提起文書を「でたらめ」と根拠なく議会本会議場で発言した坂本前町長。

 

問題点2

根拠に基づいた問題提起文書を「怪文書」として扱った坂本前町長。

 

問題点3

町長の立場にありながら信用性に疑問で的確な証拠もなく、住民神保敏男らの名誉を棄損する発言をした坂本前町長。

 

問題点4

事実関係をふまえた問題提起を調査もせず、職員がしたことは正しいとする行政運営の馴れ合い。

 

問題点5

問題提起に具体的な根拠を示して反論せずに、問題提起自体を不法行為扱いする行政。

 

問題点6

議会本会議場で名指しの名誉棄損発言がなされ、その後もずっと対応をしないままにした行政と議会。


町の財政研究

予算は町民の生活に大きく影響するにも関わらず、平成27年度に初めて来年度予算編成過程の公表が始まりました。

 

「しお風」は、町民が二宮町の財政状況や町の予算編成を理解しやすくする提案ができればと平成27年5月に町財政研究会を立ち上げ、町の予算書、決算書、財政諸表などを分析し、参加者のみなさんと一緒に研究しています。

《平成27年度》

借金ゼロを目指す「予算編成見える化作戦」を町長に提案

[手  順]

[削減方法]

① 借金の将来分析グラフ作成

② 借金ゼロ元年の設定

③ 借金をなくす身の丈に合った予算規模を公表

④ 町民・職員が一見して検討できる優先順位づけなどの方法で要求歳出を削減 

① 優先順位分類座標の作成

② 補助金の一律申請・公表審査化

③ 職員が働く意欲を増す観点からの人件費・委託の見直し

④ 優先順位分類座標の観点も入れた行政評価・監査 




まちづくり提言

地域コミュニケーション紙「しお風」の中で様々な提言をしています。

 

特集記事一覧をご覧ください。



問題点 変わらない行政体質、議会体質

情報共有、説明責任、町民参画などを無視。ビジョンなく当面の課題処理でつじつま合わない付け焼刃がまかり通り判断先延ばしの行政体質。それを正さない議会体質

2018年2月1日発行地域コミュニケーション紙「しお風」87便提言

「町を変えるのは町民!「しお風」たおやかに吹け。」


《本文》

前号「しお風」の反響からも、町長、議員にアンケートを。

 「しお風」が公共用地の土地売買の不可解さを問題提起したことに、当時の町長が刑事告訴。不当にも当事者ではない筆者が警察から取り調べを受けた実体験をもとに「しお風たおやかに。足元からの民主政治を求め続けて!」と題して前号に掲載。

 発行後「起こったことを知らなかった。どうして、議会で話題にならない。このままにしてはいけない」というご意見を多数いただきました。反響に応えるためにも町長、議員の皆様にアンケートを行いました。内容は下記、いただいたご回答は次頁のとおりです。

 町長、議員の皆様には12月議会、年末のお忙しい時期にお手数をおかけし、ご回答いただき、誠にありがとうございました。

 しかし、結局きちんとアンケートにお答えいただけたのは5名の議員だけでした。

 

変わらない行政体質、議会体質に警鐘を。

 駅前町民会館や現町庁舎の廃止が検討委員会やワークショップで検討中にも関わらず、立て続けに唐突に公表され、町民は蚊帳の外。町民軽視です。

 町長や議員の多くは変わっても、情報共有、説明責任、町民参画などを無視。ビジョンなく当面の課題処理でつじつま合わない付け焼刃がまかり通り判断先延ばしの行政体質。それを正さない議会体質は変わっていません。

 こうした体質が数々の問題を起こし、財政ひっ迫を招き、現在も問題を起こし続けていると「しお風」は考え、前号で私事を取り上げました。これを個人の問題と捉えられてしまったのは、遺憾です。「しお風」の力不足と考え、さらなる警鐘を鳴らします。

 村田町長が意見を差し控えたいことはわからないでもありませんが、前町長の個人の問題と捉えないでください。また、「係争中なので公人として意見を控える」とする議員の見解は嘆かわしいことです。前町長が起こした刑事告訴は取り下げられ、議会で「デタラメ」と名指しされた町民が名誉棄損で訴え、現在民事訴訟中です。「しお風」は、原告ではなく、当事者ではありません。

 係争中だからこそ、公人としての議員の調査が必要です。議会の使命に「行財政運営の批判と監視」と議員必携にも記載されています。忘れないでください。

報酬をもらい、調査権も審査権もあるのに、調査や問題提起を議員が行わず、手弁当の私人の町民に任せ、町長の力を利用した人権侵害に無関心なのは本末転倒です。今こそ町民力を発揮し、町民重視を求めましょう。

 

《解説》

前号「しお風」

2017年11月1日に発行した地域コミュニケーション紙「しお風」86便の提言「しお風たおやかに。足元からの民主政治を求め続けて!」

内容はこちら

 

町長、議員にアンケート

アンケートはこちら

 

「しお風」が公共用地の土地売買の不可解さを問題提起

2014年7月20日発行臨時特集号「利益を受けたのは誰?多い町の土地売買!風致公園用地の購入から始まる町行政の不可解な動き。」

内容はこちら

 

当時の町長が刑事告訴。

2014年6月議会本会議中の当時の町長発言

「この間の『しお風』もそうですけれども、内容がでたらめです。そういうようなことが行われる以上、私はやめるわけにはいかない」

 

2014年7月議会全員協議会での当時の議長発言

「ただいまの休憩中に『しお風』への対応について執行者側と弁護士の回答を見てから対応するということでまとまったが、それでよろしいか。」

2014年7月議会全員協議会での議員発言

「我々はいわれなき中傷を受けたということで、今の休憩中に同じ思いだということの合意が取れたと思う。議会として、直接文書を出すというところまではいかないが、それぞれの議員が、議員活動の中で、質問された時にきちんとお答えできるように、執行者側からも資料をもらって、逐次対応していくことで皆さんと合意ができたと考えている」

 

2014年9月議会本会議中に刑事告訴についての当時の町長発言

「あれの1号が出た、2号の間に「しお風」が出ました、その都度、それを持って弁護士先生のところに相談に行っております、告訴できるかどうかです。〈中略〉「しお風」についても、これは告訴に値しないという結論をもらっておりましたから、そのままでしたが、〈中略〉告訴すれば警察が受理し、県警が調べ始めますので、その実態がわかると思います〈中略〉受理されたら、告訴受理ということを発表しようと思っています」

※ブログ「しばちゃんの自治体生き残り戦略」からリンク

 1号とは「こりゃひどい坂本町政」内容はこちら

 2号とは「背任か?坂本町政」内容はこちら

 

2014年10月18日議会報告会.意見交換会記録こちら

 

不当にも当事者ではない筆者

当時の町長は9月議会で「しお風」は告訴できないと明言し、「こりゃひどい坂本町政!」「背任か?坂本町政」を発行した別人を名指したにも関わらず、被疑者不明で告訴。刑事告訴は、説明責任を果たせない町長が、町政に問題提起した町民を犯罪者扱いする印象操作と同時に、警察の圧力をかける意図があったのではないでしょうか。

 

警察から取り調べを受けた実体験

当時の町長が被疑者不明で告訴したので、警察が調べた町民の方々の証言から、平成28年4月、「しお風」神保は被疑者のように扱われ、大磯警察署の狭い取り調べ室で長時間任意で取り調べを受ける結果となりました。

 

個人の問題と捉えられてしまったのは、遺憾

憤りは、憲法が保障した言論の自由を公権力が不当に弾圧したことです。町民からの問題提起を刑事告訴、警察が取り調べ。「しお風」は、町を良くするために、情報公開や取材などで判明した問題を糾弾したまでです。

公人である町長は説明する義務があり、対話すべきです。最初から警察に委ねるのは自治の放棄です。

町長は特別な権限を持つからこそ、法定手続や説明責任、議会発言に責任が求められます。自治を司る公の立場の町長とは思えない対応、問題視しない議会。ここに民主政治の危機、自治の崩壊を感じ、二宮や社会の将来を憂え、恐怖を感じました。これは決して個人の問題ではありません。

 

議会で「デタラメ」と名指しされた町民が名誉棄損で訴え、現在民事訴訟中

民事訴訟で坂本前町長を証人尋問。内容はこちら


2月1日発行「しお風」の提言は、「二宮町創生!失敗から学ぼう。」

読書会「奇跡の村~地方は人で再生する」に参加後、奇跡の村と称された長野県下條村、群馬県南牧村、近隣の大磯町、中井町と二宮町を比較。二宮町は地域経済循環率も町の借金、町の預金も最低で愕然。

打ち上げ花火的な政策はダメで、二宮町創生は地道な積み重ねが必要であり、「しお風」も次のことを始めます。

★二宮町の特徴を知ろう

 意外に二宮町の特徴、さらに各地区の実態も把握しないまま、検討、計画が先行して失敗していることが多いと思います。RESAS(リーサス)、e-Statや決算カード、町の担当課、各地区が持っているバラバラな情報を統括分析することで、二宮町の特徴、課題が具体化し、対策がわかりやすくなります。同志と調べて、様々な媒体を駆使して伝えていきます。

 

★みんなから私たちへの後押し

 行政や地域活動をしている人たちと対話する機会や地域探検などの体験をさらに増やし、まちづくりを「みんな」と曖昧にするのではなく、「私たち」と自分事として行動するきっかけの後押しをしていきます。

 

★二宮町の地域経済循環を具体的事例で見える化

 

 具体的にわかりやすく問題意識を持っていただくために、具体的事例を交えながらお金の流れを可視化していきます。

 

※参考 提言「二宮町創生!失敗から学ぼう。」内容はこちら

    読書会「奇跡の村~地方は人で再生する」の詳細はこちら

    打ち上げ花火的政策の具体例はこちら


防災情報

元町北地区防災マップ

工事中ですが、グーグルマップを使った二宮町元町北地区の防災関連の情報をマップに落としています。

まだ校正がされておらず、精査した内容ではありませんことをご理解ください。

 

平成28年8月22日 台風9号の影響は?二宮町内風景 

  寄せられたご意見、ご感想はこちらです。

台風9号の影響は?二宮町内風景の画像 H28.8.22

防災情報は、「二宮災害ボランティアネットワーク」のホームページをご覧ください。

 

左記のQRコードか、こちらからアクセスできます。

防災についての情報は、「二宮災害ボランティアネットワーク」を

自主防災訓練に参加して

6月23日(土)に元町防災コミュニティセンターで、9時半から12時まで実施された元町北地区妙見・西地区平成30年度第1回自主防災訓練に妙見33組組長として参加してきました。

具体的な情報はこちらをご覧ください。

 

 


子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチンについては、地域コミュニケーション紙「しお風」の第83便(2017年7月10日発行)と第84便(2017年8月1日)に掲載した内容をまとめてしお風ブログで紹介します。

「子宮頸がんワクチンに想う」はこちらをご覧ください。


まちなかハテナ?